ご無沙汰だと行きたくなる豊橋の銘店「aru」さん。
ここでしか食べられない
そう思わせるシェフの腕たるや、唸り声なしでは食べおおせませんぞ。
aruさんはオープン直後から設定されていたコースの内容を11月に変更、ランチ・ディナー共に2種類のコースとなりました(今まではお値打ちに提供してくれてたんだなぁ。オープン直後のお試し期間というわけですね)。単純に提供される皿の数が違うのですが、量と言うよりは内容というイメージ。
エントランスから二階への階段を誘う看板。寒い中歩いたのちにこれを見つけると、ほっとする。
そして誘われるこの入り口。階段下から見上げるこの風景はひどく格好いい。まさにフォトジェニックな風景。
今回はディナーコースの8,800円(税・チャージ別)をオーダー。事前にネットにて問い合わせした質問にも丁寧に答えてくださったお店の方の心遣いに違わぬ、丁寧にじっくりと素材と向き合ったことがわかるラインナップでした。
前菜から、白子の天ぷら、冬トリュフを贅沢にあしらったクマエビとなめこの一皿、ホタテにはチーマディラーパ、寒鰆に紫白菜、タラには白人参と柚子で白い一皿、じっくり2時間かけて火を入れたというみさき牛にはカーボロネロをあしらい、りんごのシャーベット、豊川産のイチゴのデザート・・・盛り付けのセンスもさることながら、贅沢な空間、空間による美味しさの演出、ともかく何もかもが「ああ私が今いる世界は現実と妄想のハザマだな」なんて勘違いさせてくれるんです。
この間にワインは三杯いただきました。白ワイン派の私。デラウェアを使ったなんてものから樽の香りがするものまで、大好きなラインナップでした。
各席に置いてあるこのメニューカード。何とまぁ、素材のみというお茶目な仕掛け。
待っている間にも「次はこれとこれとこれかぁ、何をどうしてくれるんだろう」と想像するのもコースのお楽しみの1つ。
白人参やカーボロネロ、発酵トマトなどなかなかお目にかかれないものに次々と遭遇する夜は、やっぱり会話も弾むというもの。
取るに足らないことを話しては笑う、そんなヒトトキが贅沢なのだとしみじみと。
美味しいコーヒーをいただき、最後に一口サイズの塩サブレをサクッと噛んだらもうおしまいなのかと名残惜しさが舌の上にざらりと。
これでまた行ってしまうのだろう。
HPではネット予約も受付可能。これ、4日前と前日にお知らせしてくれるし便利ー。
こちらの質問にも後日答えてくださいます。繋がってる安心感(普段予約するのはつい電話になっちゃう派)、次もこれ使おう。
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