藤原竜也主演で話題となった映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」は、その公開が5年前に遡る韓国映画のリメイクです。
リメイクって言うと、どうも本チャンの劣化版のような様相は否めず・・・どちらかを見たことがある人もない人も「どっちが映画としては面白いのか?どっちを見ればいいの?」と思いますよね。
私は是非「日本版を見てから、韓国版でおさらい」をオススメします!!
え?逆じゃないの?!とお思いの方はノンノン。両方見るぞと意気込んでいる方には是非この順番を推したい。
まずは日本版「22年目の告白」は、未解決事件の傷を抱えたまま刑事を続ける牧村の前に、あの日もう少しのところで取り逃がした犯人が告白本を出版してセンセーショナルに登場する。その美しいルックスでたちまち人気を博した曾根崎は、無能な警察を嘲笑うように次々と被害者たちに挑発的な態度をとり続けメディアを賑わす。
そんな牧村が望むのはただ一つ、最後の被害者とされ今も行方が分かっていない妹の所在を犯人から聞き出すことだった。
時効成立という壁に阻まれ、曾根崎が真犯人かもわからないまま翻弄される牧村たち。果たして曾根崎の目的は何なのか。
真犯人を含め、韓国版をベースにしておおよその展開は同じように進みます。ただ・・・
韓国版は最初からもう迫力のアクション満載!!どちらかといえば藤原竜也の美しさが冒頭から際立っていた日本版と大きく異なります。
真犯人と名乗る美しい青年が、メディアを賑わし挑発的な行為を取るというところはそのままではあるのですが、そこから被害者の遺族で結成されたグループにより犯人と名乗った青年は拉致され拷問寸前までいくのです。その刑事と遺族と犯人を守るSPとの攻防が息つかせぬカーアクション満載でとにかくすごい。
アクションとスケールの大きさからしますと、日本版はレンタルでも良いけれど、韓国版は劇場で見れば良かったなぁと思えるほど。
普段韓流ドラマには興味がなく、映画もほとんど見たことがないのですが、断然面白いとファンが多い理由が何となくわかる。韓流映画の入門編としたらかなりとっつきやすいのではないでしょうか。ベタベタな恋愛だとアレルギー起こしそうですけれど、これはあくまでもサスペンス。
ネタバレはしませんが、おおよその展開と告白本を出版した犯人の真意は日本版も韓国版も同じ(この辺りは日本版が忠実にリメイク)。
でも犯人はねぇ・・・ここはかなりアレンジが加わってました、日本版。
とにかく二本とも時効撤廃という大きな社会的な流れを取り扱ってはいますが、真のエンターテイメントとして純粋に楽しめること請け合い。
もしどちらかに絞って見たい・・・という方には、韓国版をオススメします!家で見るのであれば、カーアクションや蛇を使った拉致作戦などを誰に気兼ねすることなくぎゃあぎゃあ叫びながら楽しむことができて最高。
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